インターネットFAXの番号は03と050どちらの方が良い?

インターネットfaxの番号について

インターネットfaxのサービスを申し込むと、新しいFAX番号が割り当てられることがほとんどです。その番号は通常の電話番号と同じ形になっていますので、市外局番の後に7桁の番号が続くことが多いです。会社によって差が出る点として、この市外局番の選択肢がどれだけあるかということが挙げられます。
一番選択肢として多いのは050が割り当てられるケースです。場所に関係なく、どこでもこの番号を使うことができます。また、割安のインターネットFAXサービスを提供している会社が050を提供しているケースが多いので、よりコストを下げてインターネットFAXを導入したいという企業にとってはありがたいところです。
一方で、通常の電話番号と同じように03などの地域ごとに違う市外局番をもらえる会社もあります。ただし、全国すべての地域の市外局番に対応している会社は少なく、ほとんどの会社は大都市の市外局番に限定されてしまいます。そのため、該当する市外局番にオフィスがない企業の場合は、おのずと選択肢が限られることでもあるわけです。

インターネットfaxの03と050の違いとは?

このインターネットfaxの市外局番にあたる03と050の違いは、IP電話の番号なのか、従来の電話番号と同じ市外局番になるかという点です。050というのは、いわゆる固定電話の市外局番ではなく、IP電話に付与される番号です。そのため、地域による違いはなく、日本中どこでも同じです。そのため、オフィス移転などがあって地域が変わっても利用できるというメリットがあります。また多くの場合、050の方が安い傾向がありますので、コスト面で利点もあります。
一方で、03は東京の市外局番ですので、オフィスが東京にあるということをこの番号で示すことができます。これは、企業としての信頼性を高めることになります。昔と違って、今では固定電話があるかということが強い信用につながるわけではありませんが、やはりいわゆる通常の固定電話の番号を持っていた方が有利になります。050の番号よりも03の方が信用がある、と見る顧客も一定数いるからです。若い世代などは、あまりこうした番号の違いにこだわらない傾向が強くなっていますが、いろいろな層の顧客を相手とする企業にとっては、03の方が信頼という点で優れているわけです。
インターネットfaxでは03だけでなく、大阪の市外局番である06など、大都市の番号を多くのサービスで利用できます。主要都市であればたいがい選べるようになっていますので、該当する地域に拠点を置いているのであれば問題ありません。ただし、地方都市の市外局番については、提供している会社がかなり少ないです。そのため、会社選びの選択肢が狭くなります。どの市外局番が欲しいかということによって、選び方も変わってきますので注意しましょう。
050の方がコストが安くなることがあるのは事実ですが、それほど大きな違いとなるわけではありませんし、そのくらいのコスト差であれば、信用の方が大事と考える企業もあります。一方で、特に市外局番によって顧客からの見方が変わらないと考える企業では、コストを優先して050にしても問題ないと結論付けるわけです。

何を優先するかを考えてインターネットFAX業者を選定しよう!

このように、IP電話であることを示す050だとコスト安になったり、地域に関わらず使えたり、という利点があります。一方で、03などの市外局番は、より信頼性が高くなるというメリットがあります。顧客の層などによってどちらを優先するかは変わってきます。自社として何を優先するかを考えて決めましょう。


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