インターネットFAXに切り替えたいけど、既存の電話番号はそのまま使えるの?
インターネットfaxへの切り替えで電話番号が変わることが多い!
インターネットfaxは複数の会社がサービスを提供していますが、多くの会社では新たな電話番号を割り当てています。そのため、今までのFAXからインターネットfaxに切り替えると、電話番号が変わってしまうことになります。そうなると、いろいろな手間がかかってしまいます。
例えば、既存の取引先には連絡先が変わったことを伝える必要がありますし、漏れがあるとコミュニケーションの問題が出てしまいます。また、名刺やチラシ、ホームページなどに記しているFAX番号もすべて刷新しなければなりません。こうした手間は、確認作業も含めて結構面倒なものです。そして、すべての取引先や宣伝用メディアの情報を刷新したとしても、古い電話番号にFAXを送信してくる人は必ずいるものです。正しい番号に送信したはずなのに届かないと思われてしまうことになります。
では、電話番号そのままで切り替える方法とは?
こうした問題を避けるために、電話番号そのままでインターネットFAXに切り替える方法を検討することになると思いますが、最も簡単な方法は、番号ポータビリティができる会社を選ぶことです。サービスを提供している会社の中には、ごく一部ですが、今までの電話番号を引き継げるところがあります。そこなら、手間いらずで切り替えができます。ただし、番号ポータビリティができる会社は少ないので、選択肢が少なくなってしまい、料金が高くなったり、欲しい機能がなかったりといった問題を抱える可能性もあります。トレードオフにならいかどうかは事前に確認するようにしましょう。
2つ目の方法は、電話転送サービスを活用するというものです。インターネットFAXを導入して、新しい電話番号を発行してもらいます。そして、電話会社に連絡して、従来の電話番号から新しい番号に転送してもらうようにします。そうすると、どちらの番号にFAXを送ってきても同じように届きます。この方法だと、転送サービスを付けるので、コストが多少高くなることが多いですが、古い番号は引き続き使えることになります。ただし、スマホやパソコンでの受信ができるようになることや、サービスを上手に選べば総合的にコストを下げられることもあります。
3つ目のやり方は、クラウドタイプのインターネットFAXを利用することです。仕組みは基本的に一般的なインターネットFAXと同じで、受信したFAXデータ信号をデジタル化して、クラウドサーバーにファイルを送ります。利用者は、クラウドサーバーに上がったドキュメントを自由にチェックできるというものです。ただし、このサービスでは専用のアダプタをオフィスに設置する必要があります。そのため、初期費用や月額料金が高くなります。そのため、FAXの送受信枚数や利用社員の数が多い、大規模なオフィス向けのサービスと言えるでしょう。
電話番号そのままでインターネットfaxにするなら転送電話がコスパ良し!
それほどFAXの送受信枚数が多くなく、コスト削減をメインとしてインターネットfaxに切り替えたいのであれば、転送電話サービスを使う方法が優れています。番号ポータビリティのサービスも良いのですが、機能や料金の選択肢が狭まってしまう可能性があります。もし、自分たちが考えている予算や求める機能に合っているのであれば良いのですが、全体的にコスト高となることが多いです。そのため、選択肢が多くなりランニングコストも下げやすい、一般的なインターネットFAX会社を選び、転送電話サービスを付けるというのが良いのです。電話番号そのままで便利なサービスを利用できるので、メリットが大きいです。