通常のFAXと比較してインターネットFAXは危険？インターネットFAXの安全性について解説
FAX利用で起こり得るセキュリティ問題はいくつもある
通信サービスを使って文書をやり取りする時には、いつでもセキュリティーには気をつけないといけません。たとえば不正アクセスによる情報漏えいがその代表的な例です。電話回線を使った一般的なサービスでも起こり得ますが、特にメールの場合はログインIDとパスワードを盗まれてしまうことで、不正な閲覧やデータ流出を引き起こしてしまうのです。
また、単純なやり方でもこうした問題が起こることがあります。これは特に紙で印刷したFAX文書に多いものですが、文書をデスクなどに置いていたり、外部に持ち出したりした時に、第三者に見られたり、紛失してしまったりすることがあります。もちろんこれは、印刷物だけに起こる問題ではありません。パソコンやスマホの画面で文書を閲覧している時に、他の人から覗き見されてしまうことがあります。このように、インターネットFAXでも通常のFAXでも、注意を怠ると不正アクセスや情報漏えいの問題を起こす可能性があります。
インターネットFAXの安全性の確保は様々な面で行われている
紙ベースのものもそうですが、特にインターネットFAXはビジネス文書の送受信目的で使われることが多いので、あらゆる面で安全性を確保する手法が取り入れられています。ほとんどのインターネットFAXサービスでは、SSL通信が行われています。これは通信を暗号化して第三者が不正に情報を読み取れないようにするための技術です。同じ技術はクレジットカード決済を行うサイトでよく使われており、安全性が高いのが特徴です。
他にも、ユーザーの制限を行い、事前に登録した人しか文書の閲覧やFAX機能操作ができない仕組みを設けているサービスも多く見られます。そもそも登録できるメールアドレスの数が抑えられていたり、同時に受信文書にアクセスできるアカウント数が決められているものが多いです。そのため、関係のない第三者は文書にアクセスしづらい環境になっています。もちろん、システムの管理者は誰がユーザーとして文書を見られるかを確認したり、ユーザーを解除したりできますので、常に必要な人だけに権限を与えられます。インターネットFAXの中には、クラウド型のサービスを展開しているところもあります。単に送受信を一度きり行うのではなくクラウドストレージに保管するというものです。そこでもやはり不正アクセスが起こらないように、徹底した管理がなされているので安心です。
このように、インターネットFAX特有のセキュリティー上の問題を避けるために、様々な面で対策がされているので、通常のFAXと比較しても安全です。しかも、紙の文書を残すことがないので、紛失や盗難を防げるという点では、通常のFAXよりも安全性が高い面もあります。便利な機能をしっかりと提供しながらも、大事な情報を外部に漏らさない安心のシステムが採られているわけです。
安全性もしっかり考慮した上でサービスを選ぼう！
紙を使った通常のFAXと比較しても、インターネットFAXは徹底したセキュリティー対策が施されていることもあって、安全性が高いと言えます。しかも、紙の文書の保管が不要なので盗難や紛失などの被害も防ぎやすいです。こうした点を考えると、インターネットFAXを導入するメリットは大きいことが分かります。会社によって、さらなる強固なセキュリティー対策を講じているところもありますので、どんなセキュリティ対策をしているかをチェックして、会社選びの参考にしましょう！
