起業したばかりだけどFAXは必要?FAXが必要となるシーンについて
業種によってFAXが必要になることもある
起業するに当たっては、様々なものを揃えないといけません。例えば、オフィス機器や通信設備やサービスなどです。起業には準備資金がかなりかかるものですので、必要なものに絞って無駄なところにはお金をかけたくありません。
そこで疑問となるのが、「FAXは必要なのか」ということです。実際のところ、メールやSNSでのやり取りが主流になっているため、FAXを使って連絡を取ることはかなり少なくなっています。
しかし、業種やメインの取引先によってはファックスを使う機会が多かったり、必須だったりすることがあります。たとえば、建設関連の業種だと図面や仕様書などを、メールではなくてFAXで送信する会社も多くあります。印刷された図面だけを持っているため、いちいちスキャンしてメール添付するよりも、そのままFAXで送った方が楽だったり、昔からの習慣に従っているというケースが多いのです。さらに、自治体などの行政機関とのやり取りがある業種でもFAXの必要性が出てきます。諸事情で行政機関はFAXを使っていることが多いので、それに合わせて文書をやり取りするために必要性が出てくるのです。
FAXならではのメリットも!
上記のように、業種による慣習とは別に、FAXというサービスならではのメリットもあります。このメリットを活用して企業活動を有利に進めるために、あえてFAXを導入することもあります。
例えば、ダイレクトメールのような形で営業目的で利用するというシーンです。メールだと、自動的に迷惑メールボックスなどに振り分けられたり、受信しても見てもらえなかったりする可能性が高いです。しかし、ファックスの場合だと、ターゲットに到達する確率が高く見てもらいやすいという特徴があります。やはり、直接紙で印刷されて届くというのは大きなメリットで、営業活動ではいまだ有利に働きます。
また、ファックス自体はそれほど使わないものの、自社の信頼性アップという意味で導入するケースもあります。やはり会社としての連絡先に、携帯電話番号だけだと信頼されづらいので、起業する際には固定電話を入れます。同じように、これに加えてFAX番号もあると、なんとなく印象が変わるものです。自社のチラシや名刺などに固定電話とFAX番号があった方が信頼を得やすい、ということも相手によっては十分ありますので、一つの戦略として導入を検討するのもありです。
ファックスは安定した電話回線を使っていますので、サーバー障害などが起きにくいのが特徴です。そのため、いざという時の緊急用として確保しておくこともできます。メールやホームページのフォームが使えない状況になっても、FAXだけは使えるということもあり得ますので、非常用連絡手段という意味合いで持っておくと良いです。
スタッフやユーザーが使いやすいという利点もあります。たとえば、高齢の方の中にはメールやSNSの利用ができず、電話かFAXくらいしか連絡手段がないというケースもあります。もし自社のターゲットが高齢者であるなら、FAXの利用価値は高いでしょう。また、オフィスにITスキルが低い方を雇うのであれば、やはりFAXの方が使いやすいでしょう。
通常のFAXも良いけど、固定費がかからないインターネットFAXがおすすめ
起業するに当たってFAXが必要かは、業種やサービス提供の内容によって変わってくるものです。実際に使うかどうか分からないこともありますので、悩みの種となりえます。そこで、初期費用も固定費も安いインターネットFAXがおすすめです。とりあえず導入しておいても、大きな負担とならないので検討する価値があります。