フレッツ光とUQ WiMAXは契約するならどちらがお得？メリット、デメリットを含めて解説
業務を進めるにあたって、インターネットは必須となっています。そのため、どの会社でもインターネット回線をどこにするかをしっかりと検討する必要があります。それぞれのサービスによって利用料金だけでなく、できることやメリットが異なるからです。特に、フレッツ光とUQ WiMAXとの違いは、社員の働き方にも関わってきますので、じっくりと比較して選ぶ必要があります。具体的に二つのサービスにはどんな特性の違いがあるのか、どちらがお得になるかを本記事ではチェックしてみましょう。
フレッツ光とUQ WiMAXの主な違い
フレッツ光とUQ WiMAXにかかるコストを比較してみると、多少ではありますがUQ WiMAXの方が安い傾向にあります。UQ WiMAXは月額料金が4,268円となっています。これに数千円程度の事務手数料を含めた初期費用がかかります。ただし、契約するところやタイミングによって、初期費用が無料になるキャンペーンをしていたり、キャッシュバックをしてくれることも多いです。そのため、実質的にはさらに安くなるわけです。
一方のフレッツ光はプロバイダやプランによって変わってきますが、マンションのような共用回線ではなく専用回線を敷くと5,000円台の後半から6,000円オーバーとなります。さらに工事費として数千円がかかるケースが多く、初期費用も多少高めです。もちろん、こちらの場合もキャンペーンによって初期費用や月額費用の数か月分割引などが実施されることもあります。
もう一つの考慮したいポイントは、利用シーンです。オフィスの中でのみ使うのであれば、フレッツ光でも問題ありません。しかし、UQ WiMAXはモバイルルーターを持ち出せば、どこででも接続できるので、オフィス外でもネット接続をしたいのであればこちらのサービスの方が便利です。フレッツ光にして、外出をすることが多い社員には別にモバイルWi-Fiを契約するとなると、さらにコストがかかります。
こうしてみると、料金が安くて利用シーンが広がるUQ WiMAXの方がメリットが大きいようにも見えます。しかし、通信スピードと安定性では光回線の方に軍配が上がります。UQ WiMAXは電波状況によって左右されますので、テナントビルの高層階などは通信スピードがぐっと落ちてしまうことがあります。また、いくつもの端末に同時接続した場合、スピードの遅さを実感することもあるでしょう。常にある程度の通信速度を確保する必要がある場合、同時接続端末数を抑えるために、複数の契約をしなくてはなりません。そうなると、コストはかなり高くなります。
また、オプションとして一緒に使える機能にも差があります。特に大きいのは、フレッツ光だと光電話を使えることです。ネット回線を通じた通話ができるので、会社としての電話番号を保持しながらも通話料金を下げられます。UQ WiMAXではこうしたサービスはありません。そのため、電話をそれなりに使うオフィスであれば、インターネット回線と電話という二つの通信インフラをセットにして考えると、コストダウンを図れることになります。さらに、オフィスにPBXを入れているところであれば、光回線を使ったクラウドPBXに切り替えることもできます。
用途と利用シーンを考えて選ぼう
フレッツ光は、通信が安定して速いというメリットがある上、上手にサービスをまとめることでトータルでお得にできます。一方でUQWiMAXは、月額費用が多少安くなり外でも使えるというメリットがあります。そのため、用途と利用シーンをよく考えて、トータルでどちらがお得になるかを考えて決めることが重要になってきます。
