FAXを逆探知

FAXで逆探知は可能?徹底解説

そもそも逆探知は一般的に禁止されている

テレビドラマなどでは、電話回線を逆探知して相手を探るシーンが出てきます。そのため、FAXでも逆探知されるのかと不安になる方も多いかもしれません。結論から言えば、逆探知はできません。個人情報の保護の観点から、電話回線を使用する際にもプライバシーの保護が重視されています。
現在の電話では、かけた先の電話機で電話番号が通知されます。FAXでも同様で、FAX番号が通知されることによって、どこから送られてきたのかを確認することが可能です。
現在、FAXはもっぱらビジネスで使用されているため、送信者を確認する手段として番号の通知は重要な意味を持っています。FAXの文面に送信者の名前や社名などが書かれていなかった場合には通知された番号で確認することができ、FAXの内容に不明な点があった場合にはすぐに問い合わせをすることも可能です。個人での使用に比べてプライバシー侵害のリスクが少ないため、番号の通知を気にせずに使う傾向が見られます。

しかし、個人が企業に問い合わせをする時などにFAXを使用することもありますし、逆のケースもあります。状況によっては番号を知られたくない、どこからかけたのかを知られたくない場合もあるでしょう。そうなると、番号の通知はもちろんのこと、逆探知されはしないかといった不安も出てきます。
すでに冒頭で触れましたが、そもそも逆探知は不可能です。テレビドラマなどで出てくる逆探知は犯罪事件など特殊なケースにおいて行われるものであり、一般社会では使用が認められていないのです。

これは電気通信事業法によって定められており、警察が犯罪捜査のために必要と判断した時、裁判所の許可を得た上でNTTが調べる時にしか行うことができません。さらに、逆探知機を取りつけるためには特定の免許が必要です。
一般人や一般の企業が電話やFAXから逆探知をして相手の番号やどこからかけてきたのかを探ることはできない、というより法律上禁止されているのです。もし逆探知をしているとすれば、される側が法律に触れる行為をしていて警察の操作を受けているか、逆探知をしている側が法律に触れる行為をしているか、ということになります。

FAXで逆探知を心配するなら非通知の機能を利用しよう

電話であれFAXであれ、逆探知の心配をする必要はないことがこれまでの説明でおわかりでしょう。プライバシーを重視したい、相手にどこからかけてきたのかを知られたくないのならば、非通知の機能を利用しましょう。電話機ではすっかり一般的に知られた機能ですが、FAX機でも同様の機能を利用できます。
FAX機における非通知機能については各FAX機によって設定方法が異なるので、説明書をよく読んで確認しておきましょう。基本的な方法は共通しており、FAXを送信する際に「186」や「184」の数字を押した上で、送付先のFAX番号を入力する形になります。

ただし、この点に関しては注意点があります。FAXを送る先が「非通知お断り」の設定をしている場合、非通知で送信してしまうと相手に受信してもらえず、送ることができないのです。この非通知お断りの機能は迷惑FAXを避ける対策としてしばしば行われているものですから、非通知機能を使用する場合には先方に送ることができたかをしっかりと確認しておく必要が出てきます。逆探知を心配する必要はないものの、プライバシーの扱いが難しい時代だけに、こうした番号の通知に関してはちょっと気をつけてFAXを利用していきたいものです。


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