FAXを送ろうとしてもずっと呼び出し中になる原因や改善策を解説
FAXがずっと呼び出し中なのはなぜ？
FAXを送付しようとしたものの、ずっと呼び出し中が続いて送付することができない状態に陥ってしまうことがあります。「もしかして故障か？」と思いがちですが、故障よりも取り扱いに不備があることでこの状況に陥ることが多いものです。
まず考えられる原因としては、送付するFAXの原稿が正しい形でセットされていないことが挙げられます。非常にシンプルなケアレスミスですが、初めての機種を使用する際にはよく見られますし、特に若い世代はFAX機そのものにあまりなじみがないので、使い方がわからずにこうしたミスをしてしまうこともあります。それからごくごくシンプルに、相手がFAX機を使っている最中、つまりビジーの状態にあることも考えられます。先方がたくさんのデータを送受信している時に送付しようとすると、呼び出し中の状態が続くことになるでしょう。ビジーの状態にあるだけでなく、そもそも先方のFAXが使用できない状態(受信状態ではない)ケースも考えられます。FAXを使う機会そのものが減っていますから、FAXの電源を切ったままにしている可能性もあるのです。
もうひとつ注意したいのが、非通知でFAXを送信しようとした場合です。先方のFAX機が非通知電話を拒否する設定にしていた場合、送信しようとしても拒否されて、呼び出し中の状態になってしまうこともあります。
さらに珍しいケースとして、FAXを送信している途中に通信環境に何らかの問題が生じて、接続が切れてしまうこともあります。ただし、このケースではずっと呼び出し中になるのではなく、通信がうまくできなくなったとわかることが多く、異常を見極めるのは難しくありません。
FAXがずっと呼び出し中の時の対処法
これらの原因を抱えていないかどうかを確認した上で、原因に合わせて対処することになります。まず、FAX原稿を正しい形でセットしているか、FAXの操作に慣れていない人が行っていた場合には慣れている人がチェックしてみましょう。
相手がビジーの状態、あるいはFAXを受信できる状態でない疑いがある場合には、直接電話で問い合わせるのが一番の近道でしょう。電話をかけても通じない場合はビジー状態と考えてほぼ間違いないでしょうから、少し時間を空けた上で再度試してみましょう。電話が通じず、急ぎの用件の場合は、携帯電話番号を知っている担当者に直接かけるという方法もあります。
電話が通じる場合には先方のFAXが受信状態になっていない可能性が高くなりますから、FAXを受信できる状態に設定するよう頼んでみましょう。非通知拒否の設定で送信できない場合には、こちらが非通知設定をやめて送信すればすぐに解決するでしょう。しかし、何らかの事情で番号を先方に通知したくない場合もあるかもしれません。そんな時には差出人の名義や番号を変更して送る方法もあります。ただし、偽装(なりすまし)FAXだと思われてしまう可能性もあるのでちょっと注意が必要です。
ずっと呼び出し中の場合でも焦らずに！まず原因を特定しよう
こうして見ても、FAXがずっと呼び出し中になる原因は主に故障ではなく、FAXの使用環境にあることがうかがえます。ですから、もしずっと呼び出し中でなかなか送信できない事態に遭遇したならば、焦らずに自分の側に問題がないかを確認しましょう。自分の側に問題ない場合には先方に問題がないか連絡を取ってみて、適切な改善策を試してください。
