インターネットFAXのナンバーポータビリティ

インターネットFAXでナンバーポータビリティは可能?徹底解説

インターネットFAXを導入したいと思っているものの、導入するかどうかを悩んでいる企業は、今使っている電話番号をそのまま使い続けられるかという点を不安に思っていることが多いようです。確かにファックス番号を変えるとお客様にご迷惑をかける可能性があり、なかなか難しい問題です。そこで今回は、インターネットFAXで番号の乗り換え、いわゆるナンバーポータビリティができるのかを調べて見ました。

結論、インターネットFAXでもナンバーポータビリティは可能

結論から申し上げると、インターネットFAXでもナンバーポータビリティは可能です。ナンバーポータビリティとは、今使っているFAX番号をそのまま残して異なる会社と契約することですが、従来の電話回線を使ったファックスから、インターネット回線を使ったサービスでも番号を引き継ぐことができます。企業にとってはありがたい話です。
そのための手続きとしては、番号ポータビリティ申請書に記入して、新しいサービスに申し込みをするだけですので、さほど手間はかかりません。手数料として、10,000円程度かかることが多いです。

ただし、ナンバーポータビリティにはいくつかの条件があり、注意が必要です。まず、どのサービスでも番号を移行できるわけではありません。そもそも050で始まる番号しか利用できないところもありますし、ナンバーポータビリティに対応していないところも多いです。また、引き継ぎができるサービスであっても、どの番号でもできるとは限りません。よくあるのは、東京や大阪などの大都市の市外局番であれば番号引き継ぎができるものの、それ以外の番号については不可としているケースです。そのため、単に「ナンバーポータビリティ可能」と宣伝しているサービスであっても、自社の番号ができるかを個別に確かめる必要があります。

元の回線に制約があるという点にも気をつけましょう。基本的に、契約をした時の番号がNTTのアナログ回線もしくはINS回線で取得したものでないと、引き継ぎはできません。たとえば、KDDIやソフトバンク、その他の光回線申し込み時に取得した電話番号だと、たとえ対応地域の市外局番であっても、引き継ぎができないのです。

ナンバーポータビリティが利用できない場合の対処法

このように、基本的にはナンバーポータビリティは可能であるとはいえ、サービス会社や取得番号の種類によってはできないこともあります。その場合でも、同じ番号を使ってインターネットFAXを利用する方法があります。
1つは、転送電話サービスを利用する方法です。まず、インターネットFAXで新しい番号を作成します。これはどんな番号でも構いません。そして、従来の番号から新たに取得した番号に転送されるように設定することによって、対外的には従来の番号でそのまま受付ができることになります。
もう1つの方法は、ファックスアダプターの利用です。特殊な回線機器を使うことで、従来の電話番号で送受信の受付を行い、データをインターネット回線で流すことで、実質的にインターネットFAXができます。ただし、利用できるサービスはごく限られていますし、接続環境が限られています。

入念に下調べをしてから申し込みをしよう!

インターネットFAXでも、現在の電話番号を引き継ぐナンバーポータビリティは可能です。しかし、利用できるのは限られたサービスで、しかも大都市の市外局番のみということが多いです。そのため、自社で使っている番号が適用されるかどうか、十分に下調べをしてからサービスを申し込むようにしましょう。


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