法人携帯を契約するときは代理店を挟んだ方が得？メリット、デメリットを解説
社員に携帯電話を持たせるのであれば、一度に複数の端末と回線を契約することになります。そのため、個人向けのサービスとは異なる、法人向けサービスを選んで契約することになります。契約の仕方としてはいくつもの手段がありますが、代理店を挟むケースも多く見られます。法人携帯を利用する際には、代理店を通した方が良いのか、その仕組みとメリットデメリットを考察してみましょう。
法人携帯の特徴
そもそも法人携帯とは、個人名義ではなく会社名義での契約をすることを指します。携帯キャリアでもビジネスプラン、もしくは法人向けプランと呼ばれるサービスを出しており、一般向けよりも複数回線の契約でお得になるような設定がなされています。また、請求書や着信履歴などの管理を一括でできるようにしていて、事務処理を楽に行える配慮がなされています。
さらに、法人携帯はビジネス向けサービスが充実していて、クラウドツールや企業内チャット、チームでの情報共有やスケジュール管理などができるツールが含まれていることが多いです。さらに、スマホを使って勤怠管理ができるシステムを連動させたり、PBXをスマホでも使えたりします。
こうした法人携帯は、企業が直接携帯キャリアに申し込むこともできますが、代理店を挟むことも多いです。キャリアに直接申し込んだ方が良いと考える方もいますが、法人携帯を専門に扱う代理店での契約は、キャリアショップにはないメリットもありますので検討する価値があります。
代理店を通して契約をするメリットデメリット
まず、代理店を通して契約すると、コスト削減できることが多いです。初期費用としてかかる事務手数料を割り引いたり、携帯端末を無料もしくは大幅に割り引いて提供したりすることが多いです。月額利用料金についても、使い始めの一定期間分を割り引き、お得に利用できるようにしています。もちろん、キャリアで契約したのと同じサービスですので、コストだけを下げられるというのは大きなメリットと言えるでしょう。
もう一つのメリットは、手続きが楽になるという点です。キャリアショップで契約する場合は、よほどの大口でない限り、店舗まで行って書類や印鑑も持参して手続きをしないといけません。一方で、代理店の場合は、事前に電話などで契約内容を詰めたら、最終の契約手続きは担当者が会社まで来てくれて、そこで手続きを完了できます。手間がかからないので便利ですし、時間短縮にもつながります。
別のメリットとしては、代理店ならではの提案を受けられるということです。たくさんの法人の契約をしてきている代理店ですので、それぞれの企業に合った契約を考え提案してくれるわけです。現状での通信コストやデータ通信量などを把握した上で、最も業務に最適でコストのかからないプランを考えてくれます。
デメリットと言える点としては、決まったキャリアしか選べないということがあります。どのキャリアにするかを決めていない場合は、いくつもの選択肢がまだあります。しかし、代理店によっては特定のキャリアしか契約できないとしていますので、事実上選択肢が絞られてしまいます。また、代理店としておすすめのプランや端末を紹介してきて、本当に安くて使いやすいサービスを選べない可能性もあります。
賢く代理店を使って法人携帯を利用しよう
法人携帯を導入するに当たり、代理店を挟むことにはメリットが大きいです。しかし、代理店の勧めるままに契約してしまうと不利な条件だった、ということもありえます。こうしたことが起こらないためにも、代理店選びは慎重にする必要があるのです。安心して選べる代理店を見つけることがカギとなると言えるでしょう。
