クラウド会計アプリの中でもおすすめのサービス3選
多くのクラウド会計サービスではアプリ版も出していて、より気軽に記帳や税務申告ができるようになっています。特に個人事業主を始めとする小規模の事業者は、それほど複雑で多くの取引がないため、パソコンを使わなくても無理なく作業ができます。スマホで操作ができるのであれば、いつでもどこでも空いた時間に会計処理ができますし、入出金があった時にその場で入力して忘れないようにするといった利便性もあります。クラウド会計アプリはいくつもの種類が出ていますが、その中でも使いやすく人気の高い3つのサービスをご紹介します。
簡単に帳簿作成ができる「taxnote」
taxnoteは無料で利用できる帳簿入力アプリです。機能は限られていて、決算書等の自動出力・作成機能などはありません。あくまでも記帳をするためのアプリとなっています。このアプリのウリは「爆速」という点で、とにかく簡単に帳簿作成ができます。その都度、スマホのアプリを開いて科目や金額を記載していくだけですので、かなり簡単で忘れることがありません。月ごとの集計なども自動的に実行してくれますので、基本的には日々の入力をしていくだけで済みます。
できあがった帳簿を活用してデータを引き継ぎ、そこから申告書や決算書を作ることができます。こうした使い方を想定して、人気会計ソフトである弥生会計やfreee、マネーフォワードなどのソフトとの互換性があります。データをエクスポートして、会計ソフトに取り込めば自動的にそれぞれのソフトに合った月ごとの帳簿、そこから各種書類の作成ができます。
taxnoteで日々スマホを使った入出金の記録を取り、一か月間の集計ができたらパソコンの会計ソフトに入れて決算書を作るといった使い方がおすすめです。無料で使えるので、帳簿付けのためにメインとなる会計ソフトの補助的な役割として活用するのが便利です。
確定申告もできる「freee」
クラウド会計ソフトでも人気の会計サービスで、全体的に小規模の事業者やあまり簿記の知識を持っていない人に優しいサービスとなっています。しかも、freeeはアプリ利用を念頭に置いたシステム設計がなされていますので、とても使いやすいのです。確定申告をする際にも、そのままスマホからe-taxで実行できるのが便利です。しかも、ガイドラインがあって、アプリが行う質問に答えていくだけで簡単に確定申告書が自動作成されます。
日々の記帳から書類作成、確定申告までをスマホだけで完結することができるアプリとして、利便性や優しさを求める人におすすめです。
領収書を自動で仕訳けてくれる「弥生会計オンライン」
会計ソフトでは知名度の高い弥生会計のオンラインバージョンに、アプリ版が出ています。通常の弥生会計オンラインとほぼ同じ機能が付いていて、幅広い層の事業者に対応できます。また、スマホのカメラで領収書などを撮影して、自動的に金額や勘定仕訳などをしてくれる機能がとても便利で、アプリならではのメリットを生かせます。もともと弥生会計を使用しているという方も多いはずですので、アプリに移行したいという方は、使用感も同じで移行しやすいのもメリットと言えるでしょう。
まずはお試しをしてみよう
どの会計アプリも優れた機能と操作性を持っています。自分に合ったアプリかどうかは、実際にダウンロードして使ってみるのが一番です。無料トライアルが設けられていますので、まずは使い勝手を試すためにトライアルをしてみましょう。その上で、より簡単にできるもの、必要な機能が揃っているアプリを見極めて使用すると良いでしょう。