AI OCRツールでおすすめの3つのサービスを徹底比較
ai ocrツールの選び方
ai ocrと一口に言っても、ツールによって、その性能や便利な機能が異なります。そのため、自社のニーズに合ったサービスを見つける必要があります。まず、どんな書類で主にocrツールを使うのかをはっきりとさせておくことが大切です。たとえば、請求書や申込書などの決まったテンプレートに記入される形なのか、名刺や契約書など、それぞれの書類によって書式が異なるものなのかという違いです。サービスによって、定型文書に強いものもあれば、非定型文書に強みを持っているのかが異なるからです。同じように、手書き文字を読み込むことが多いのか、印刷文字が多いのかという違いも考えます。
また、修正機能が付いているかどうかもサービスを選ぶ基準となります。読み込んだ文字データに文法上のミスや誤字脱字がある場合、自動的に判別して修正してくれるサービスもあります。一方で、ミスがあろうとなかろうと、単に文字を読み込んで出力するだけのツールも見られます。こうした機能があれば便利ですが、その分料金が高くなる傾向があります。
振り分け機能や仕分け機能があるかという点もチェックしましょう。特に伝票などの定型文書の読み込みをすることが多い企業では、こうした機能があると役に立ちます。それぞれの項目で読み込んだデータをまとめて、別のシステムなどで情報管理ができるようにしてくれるというものです。
もう一つは、高いセキュリティー性を確保しているかです。多くのai ocrはクラウドサービスによる提供となっています。OCRで文書を読み取ると、それが外部に流れる可能性も考えられますので、リスクを考慮して強固なセキュリティー機能が設けられているかを確認すべきなのです。重要な機密情報を扱うことが多いのであれば、クラウドではなくオンプレミスで作業が完結するサービスを考える必要も出てくるでしょう。
おすすめのai ocrサービスを比較
上記のようなポイントを考慮しつつ、多くの導入実績を持つおすすめのai ocrサービスを取り上げ、それぞれの機能や特徴を比較してみましょう。
DEEP READ
印刷文字も手書き文字も読み取れますが、このツールは特に手書き文字に強いということをアピールポイントとしています。高い精度と、学習によって速やかに特徴ある文字でも正確に読み込みができるように修正されていくシステムがメリットです。さまざまな書式に対応していて、仕入れ管理や受発注管理などに向いているシステムを提供できます。クラウドタイプのサービスで、読み込み情報はアップされず秘匿されます。
RICOH Cloud OCR
複合機などのリコー製品から利用できるツールで、関連サービスとの連携がしやすいのがメリットです。特に印刷された文字の読み込みに強いという特徴があります。銀行支払いシステムや会計管理システムなど、安全面の高度な配慮が求められる作業に向いている、ハイセキュリティーかつ高精度のサービスとなっています。
DX Suite
印字にも手書き文字にも強く、幅広い機能を持っているオールマイティー型のツールです。経費精算管理や帳簿管理など、対応している書式も多くさまざまな作業に使えるのが強みです。クラウド型ですが、読み込み文書データの流出が起きないセキュリティー対策を採っています。
自社のニーズを分析してからツールを決めるべき
ai ocrサービスは、それぞれに強みがありますし、向いている作業というものがあります。そのため、まずは自社でどんな作業に使いたいのかということを分析して、それに見合ったツールを比較検討していくことが大事です。
